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【ネタバレ】『劇場版SPEC 〜結(クローズ)〜 爻(コウ)ノ篇』

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ぴろ(@pironpan)です(・ω・)

いよいよ公開されたSPEC完結作を早速観てきました。泣いても笑ってもこれが最後です。ガッツリネタバレを含むので、まだ観てないという方は自己責任でお願いします。


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爻ノ篇

終わってみると「?」となる人も多いんじゃないかなと。観てて思ったのは、なんでこうなった?ということ。
このラストをどう思うかは人それぞれです。けれど、愛されていた作品だからこその終わり方でもあったと思います。こればかりはネタバレを読んでも実際に観てからでないとわからないと思います。どんなに詳しく書いても言葉足らずになって伝え切ることはできません。
なので、まずは観てください。そして、何度でも観直してみてください。そんな作品でした。

『漸ノ篇』についてはこちらからどうぞ。

プロフェッサーJの正体

『漸ノ篇』で城旭斎浄海(香椎由宇)によってシンプルプランのウイルスを浴び、高熱に襲われ咳き込む当麻(戸田恵梨香)と彼女を心配する瀬文(加瀬亮)。しかし、シンプルプランの正体はただのインフルエンザだとザコキャラトリオの馬場は言うのだ。

野々村係長(竜雷太)が命懸けで守ったものがニセモノということが腑に落ちない様子の当麻。浄海はシンプルプランに感染したからこそ、戻ることが許されず殺されたのではないか?本物のプロフェッサーJであったなら、水芸のスペックを使う必要があったのか?

お決まりの書道セットを用意し、「のっぺらぼう」「水芸女」「インフルエンザ」「シンプルプラン」「J」「湯田」というキーワードを書き並べていく。最後には「野々村光太郎」と書き記し、その場にいる全ての者がその名に敬礼をする。
全ての半紙をビリビリに破き、それらを宙に放つ当麻。やっとこのシーンが来たなと。ここまでが長かったです。

当麻の父・天の後輩、湯田(遠藤憲一)がニノマエクローンのことを知っていたことに疑問を持った当麻は東京大学理学部の卒業生リストから湯田の名前を探すが見つからない。次に法務省の入国管理システムから「HIDEKI」という名前を探すと、その中には「JUDAH HIDEKI」という名前が。「湯田」は「トウダ」ではなく、見たまま「ユダ」と読み、「JUDAH」こそがプロフェッサーJの真の正体であることに気づく。
本編とは関係ありませんが、入国管理システムの該当結果に「SAIJO HIDEKI」笑。

警察病院にいるユダの元へと急ぐ未詳のメンバー。しかし、時すでに遅くバナナ医者(渡辺いっけい)はユダによって殺され、バナナ医者の身体は乗っ取られてしまう。
バナナ医者の身体を手に入れたユダは警察病院の地下にあるスペックホルダーの保護施設・デッドエンドへと侵入。大人のスペックホルダーは銃で撃ち殺し、子供のスペックホルダーにはシンプルプランを感染させた。

デッドエンドは厳重なセキュリティによって守られていたので、バナナ医者はこの施設の関係者でもあったようです。

スペックホルダー

病室へと運ばれた子供たちを診るイチゴ医者。しかし、どう診てもインフルエンザでしかないと言う。そして、ついに当麻も倒れてしまいます。

サブアトラス会議にはユダの姿があった。各国の代表者がスペックホルダーのことを道具と言うと、ユダはスペックホルダーは道具ではなく我らの仲間だと言いいます。
ユダが言うには、スペックとは人類の進化ではなく、スペックホルダーとは「ガイア(地球)」と会話する能力を持つ先人類とその末裔のこと。そこに外からやってきた現人類は生殖機能と利己主義だけを発達させ、「ガイア」と会話する能力を失った劣化種族。その現人類が先人類たち、スペックホルダーを滅ぼしていったらしい。

ユダは、現人類の腹を借りて肉体を持った先人類のスペックホルダーたちを輪廻の部屋・冥界・ガフの部屋へと回収するために殺したと言います。

ガフの部屋(がふのへや)とは、ヘブライ人の伝説にある、神の館にある魂の住む部屋のこと。

via: ガフの部屋 - Wikipedia

目を覚ました当麻。シンプルプランに感染した者の誰一人として薬が効かないとイチゴ医者は言います。どうやら、スペックホルダーとそうでない者にはDNAの差があり、スペックホルダーには治療薬が効かず、やがて死に至るようです。

罪のない子供たちまで殺したユダを許せない当麻はスペックを使うことを決意し、ゆっくりと瀬文を振り返る。何も言葉にはしないが、目を逸らさずに当麻を見つめる瀬文。固い絆で結ばれた2人だからこそ言葉は必要なかったのかもしれない。そして、当麻は優しく微笑み左手のギプスを外す。

当麻紗綾

当麻の足元に拡がる闇。黒いプラズマが炎となって現れた無数の八咫烏と共に当麻は姿を消してしまう。

サブアトラス会議が行われていた厚木基地は八咫烏の出現にパニックに陥っている。さらに現れたのは左手に火の剣を持った天使、当麻である。左手で地面から何かを引きずり出すと、大爆発と共に火柱が天へと突き上がった。

八咫烏の躯体を得た先人類が負の霊体となって世界を飛び回り、地球は闇に覆われていく。

警視庁の電波塔へ登ってきたのは瀬文と吉川(北村一輝)。そして、背後に現れる白い男 セカイ(向井理)と白い女 潤(大島優子)。
念動力を持つ古戸久子のスペックを使う潤によって、電波塔から飛ばされてしまう吉川。野々村係長に救ってもらった吉川がこんなにもあっさりやられてしまってよかったのだろうか……。

人間は周りのことを考えずに自分のことばかりを考えている。金、権力、物欲、食欲、名誉欲と欲ばかりで、差別しては国、宗教、人種、領土、資源のために争う人間たち。そもそもそれらは全て「ガイア」そのものだから取り合うこと自体がおかしいと言う潤。

潤を撃とうとする瀬文の前に飛び出した青池(栗山千明)に驚く潤。どうやら安全な場所にかくまっていたらしいが、それを聞いて不機嫌そうなセカイ。
青池の日本語と英語が混ざった言葉も、シリアスなシーンで「私たちは親子丼なの」とか言われたら笑ってしまいます。笑

パチンと指を鳴らし時間を止めるセカイ。「今度の泡(バブル)は違うんじゃないか?」「同じシナリオでも役者が違えば違うエンディングになるのでは?」そんなことを話すセカイと潤。潤は人として生まれたらどうなるかと期待して、青池から生まれたらしい。

止まった時間の中で聞こえるはずもないが、どこからか聞こえる声。声の主は瀬文だった。どうやら、肉体は静止していても精神は千里を駆けるらしい。そんなばかな笑。気迫と共に静止した時間を破るのかと思えば何も起きず、ブブゼラリーマンに飛ばされてしまう。

八咫烏の群れが電波塔へと向かってくる。ついにやってきたソロモンの鍵、意識を失ったままの当麻である。「当麻紗綾。現人類の歴史に終止符を打ち、我らガイア由来の先人類の魂をこの世界に戻す、扉を司る躯体」
つまり、当麻の身体はこの世とあの世を繋ぎ、スペックホルダー=先人類とその末裔の魂をこの世に戻すためのゲート。そういうことなのかなと。

潤の右手から放たれるビーム。その光の中にいる当麻は傷も汚れもウイルスさえも浄化されていく。そして、先人類の霊体である八咫烏が当麻の身体へと入っていく。遅れて現れた八咫烏、ユダ。
ついに「ファティマ第三の預言」の時が来た。

チームスペックホルダー

当麻の身体へ入るために人の肉体を捨てようと胸にナイフを振り落とす潤。しかし、それを止めたのは当麻だった。なんと意識はあって、芝居を打っていたのだ。

当麻を消そうとしたセカイの手の甲に刺さる黒い羽根。現れた八羽の八咫烏が人の姿へと変化していく。当麻陽太・一十一(神木隆之介)、海野亮太(安田顕)、志村美鈴(福田沙紀)、地居聖(城田優)、冷泉俊明(田中哲司)、サトリ(真野恵里菜)、マダム陽・陰(浅野ゆう子)。そして、遅れて現れるナンシー(Simone)。これまでに登場したスペックホルダーが集結する。

当麻の召喚したスペックホルダーによって、セカイが起こそうとしていた核爆発は阻止される。この行動に手を貸していたのはなんと、サブアトラス会議で各国の代表者を消してしまった能面を付けた男、日本最古のスペックホルダーの末裔、そしてセカイの兄である卑弥呼(北大路欣也)だった。

これにはついにセカイも怒り、卑弥呼、スペックホルダー、潤と青池まで次々に消し去ってしまう。潤が最後に青池に伝えた言葉。それは「産んでくれてありがとう」という最も大事な人の想い、愛だった。いくらこの世界を消そうとしても、人として生きてきた潤にとっては青池はかけがえのない存在であり、真の親子だった。

再び当麻を消そうとするセカイに対して、当麻は左手を使いダメモトで餃子ロボを召喚。餃子ロボの鏡に映し出されたセカイとユダは逆に消されてしまうが、当麻の腹を突き破り当麻の前に立ちはだかる。当麻が現実界と冥界を繋ぐ扉である限り、霊体であるセカイを物理的に滅することは不可能だという。

当麻を消して今度こそ終わりにしようとするセカイだが、なぜか当麻を消すことができない。すると、光の粒子が当麻を包み込み、聞こえてくるのはみんなの声。そして、右手のスペックを使い、セカイとユダを吸い込む。

当麻と瀬文

当麻の足元に拡がる闇。体内でもがくセカイとユダを身体ごと冥界に落とそうとする当麻に抵抗する体内の霊体たちによって、当麻の顔はボコボコと変形する。
霊体たちに支配されてしまった当麻の肉体。もうダメなのか、そう思った当麻は瀬文の名前を叫んでいた。そのとき、聞こえてくるのは当麻の名前を呼ぶ瀬文の声だった。

霊体を閉じ込めたまま冥界に行くという当麻は瀬文に撃ち殺してくれと頼むが瀬文は動くことができない。すでに限界を迎えていた当麻に涙を浮かべながら銃を構える瀬文。フラッシュバックする当麻との記憶。
「当麻……来世で待ってろ」の言葉に白バックの当麻が「うす」と応え、瀬文は引き鉄を引く。銃弾は当麻の額を貫通し、冥界の闇へと落ちていく。

広がる青空、崩壊しかけていた世界もまるで何事もなかったかのような日常がそこにはあった。
蘇る当麻の過ごした記憶。そして、始まる新しい歴史。未詳では野々村係長と吉川たちが捜査会議をしている。海辺の公園では地居と美鈴ちゃんがデートをしている。ザコキャラトリオは事件を解決したところ。そこへ現れる雅ちゃん。そして……留置所にいる瀬文とそこへ落下してくる半透明の当麻。当麻の腕を掴む瀬文に応えるように当麻も瀬文の腕を掴む。

どこからか聞こえる男女の声。「そして再び、歴史は繰り返す。波の行く先のように……」「行きましょう。朝倉」そして、エンドロールが流れます。

!?!?!?

さいごに・・・

『起』の頃は特に関心もなく観ていませんでしたが、終わったあとにまとめて観てどっぷりハマり、その後の『翔』『天』『零』『結』と欠かさずに観てきた作品。それが終わりを迎えるとなると感慨深いですね。それだけ大好きな作品になったということです。

エンドロールでは『起』『翔』『天』『零』『結』とこれまでに当麻が半紙に書いたキーワードが共に流れていました。これにはこれまでの作品を思い出して胸が熱くなりました。

瀬かいはひとつではない、という言葉など謎のままな細かい部分もあります。なぜ?なぜ?と思う点もありますが、純粋に楽しむのが1番かもしれません。来月には『SPEC 全記録集』というのも出るみたいなので、そちらも要チェックです。

本編では全く重要な部分ではありませんが、気になることがあったのでそれについてはまた後日書きたいと思います。どうでもいいようなことですけど。笑

(ぴ・ω・ろ) (@pironpan)

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